WWW.D2K.JP   一級建築士  Dai TSUKAMOTO  外断熱RC住宅

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OHハウスはプレキャストコンクリート板(以下PC板)を使った「外断熱RC住宅」です。
外壁面と上下階天井にPC板を素地で用いました。
所在地は佐賀県、床面積151m2、総工費5400万円、坪単価120万円です。
2階屋外テラスのため坪単価ga 高くなりました。テラスがなければ坪単価110万円です。
「外断熱RC住宅」 のメリット、デメリットは下記のとおりです。

1) 外断熱
断熱材を外装PCパネルとRC躯体でサンドウィッチした構造です。断熱効果だけでなく
コンクリートの蓄熱を狙ったものです。温暖な九州でも外断熱による蓄熱効果は有効でした。
空気吹出し冷暖房とは異なるじんわりとした暖かさです。

2) 耐久性
構造コンクリートが外気に面しないためアルカリ化に対する耐久性が向上します。
また外断熱で躯体温度を一定に保つため収縮クラックがなくコンクリートが長持ちします。

3) 工場生産
PC板は全国にあるPC工場で製作します。型枠を水平にした平打ちで高耐久・高品質な
コンクリートを打設できます。また工業製品独特のシャープかつ緻密なテキスチャーになります。
現場打放しコンクリートとは対照的な材料だと言えます。

4) エコ
現場打コンクリートにくらべて使捨て型枠を減らせます。建築廃材の減量化という点でエコです。

5) 敷地条件
PC板建込みにはクレーンを用います。そのため敷地形状や前面道路幅に制約されます。
ある程度の広い敷地が必要です。また前面道路の電線が障害物になることがあります。
この状況判断は当方が伺って行います。

6) 坪単価110万円
一般的な現場打ちRC住宅の坪単価 90-100万円に比べて約12%コスト高です。



画像はOHハウスを発展させたプロトタイプです。外壁面と2階天井にPC板を用いてます。
画像2枚目では1階寝室2部屋です。これは家族構成によって部屋数を変更可能です。
平面7.2m x 7.2m、最高高さ6.6mが基本サイズです。これを伸び縮みさせて敷地境界と
北側斜線規制にフィットさせます。

▼ 2階リビング
寝室1階、リビング2階という構成をお薦めします。その目的は
- 構造的に合理的。トップヘビーを避けられます。
- 2階天井PC板をデザインに使えます。またリビング天井を高くできます。画像の天井高さ3.2mです。
- 2階を主空間として住宅全体を広く使える。
階段は緩い勾配にしてスムーズに上下階を往来できるようにします。
貯水槽 このスロープのような階段はバリアフリー目的でもあります。

▼ 3300万円
このプロトタイプの床面積100m2、総工費目安は3300万円、坪単価110万円です。
ただし床面積サイズ、地盤杭工事、カーポート追加などで工費は変動します。

▼ 設計監理料
お客様の現場を見せて頂いて3週間程度で簡単なプレゼをします。ここまでのプロセスは無料。
その内容に納得頂いたうえで設計監理委託契約を結びます。設計監理料は現場の難易度や
交通条件で変わります。目安は工費の12%。たとえば上記工費3300万円の場合は396万円です。
世間一般の10〜15%の中間です。その他に建築確認申請料約7万円ご用意下さい。

▼ 施工会社
施工会社の選定ではアフターメンテナンスを含めて考慮します。ある程度の規模の施工会社であれば
お客様から指定頂いても構いません。いずれの場合も施工会社との工事契約内容に責任をもって
目を通します。着工後は品質管理のほかコストと工期を守らせることも重要です。
工費と別個に設計料を頂くのは発注者の立場で施工者に対応するためです。

以上問合せは塚本大一級建築士事務所 / QYC00447@nifty.ne.jp / FACEBOOK まで。

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